インドネシア高速鉄道建設、早くも頓挫


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中国が55億ドル(約6600億円)で受註した高速鉄道車両の模型

 
 

東南アジアで初めての高速鉄道となる、インドネシアの首都・ジャカルタとバンドウを結ぶ140キロの高速鉄道の受注を巡って、我が国と中国が激しい争いをしてきたことは、読者もご存じの通りである。 その結果、インドネシアにとって国の財政負担がないことを理由に、中国への発注が決まり ジョコ大統領も出席して起工式が行なわれたのは、3週間ほど前のこと。 

ところが数日前にシンガポールCNAがびっくりするようなニュースを放送していた。 早くも建設工事に赤信号が灯り、建設開始に見通しがつかなくなったというのだ。 工事を受注した中国とインドネシアの合弁企業が記者会見を開き、中国が推し進めようとする線路の耐震性などについて多くの問題があり、国の監督官庁から建設の許可が下りず、建設開始の見通しが立たない状態であることを明らかにしたのだ。

どうやら合弁企業が提出した計画書を運輸省がチェックしたところ、安全性や耐久年数などについて幾つもの疑念が見つかったようである。 その内の一つが、線路の軌道の中心間距離がインドネシア側が希望していた5メートルに対して、申請された計画書では4・6メートルと大幅に縮まっていた点であった。 線路の軌道幅は高速鉄道の安全性について最も重要な点の一つである だけに、それが40センチも縮小されていたら許可がおりるはずがない。

 
 

 
 


早くも建設開始に赤信号が灯ったことを発表する
工事を受注した中国とインドネシアの合弁企業。

 
 

さらに問題となったのは、全長140キロの区間の内、合弁企業の提出した計画書にはわずか5キロ分しか計画がもられていなかったと云うからあきれる。 軌道幅の縮小は工事費の削減のため、計画がわずかしか出来ていない のに着工しようとしたのは、一刻も早く利益を得たいがためであることは明らか。 

日本の鉄道関係者からしたらあきれて物がいえないと言ったところではなかろうか。 そもそも我が国の高速鉄道に関する様々な分野のノウハウを盗み取り、開発費にわずかな投資しかしていない上に、こうして工事費を削減するために安全性をないがしろにする。 これが 今や世界の覇権国家を目指す中国、中国企業、中国人の実体である。

今回のニュースを放送したシンガポールCNAは、「ついこの前起工式を行ったばかりだというのに、早くも頓挫とはあまりに危なっかしい。 多額の費用をかけて事前調査を行って来た日本案でなく、中国案を採用した政府に問題があったのではないか」と伝えていた。 隣国シンガポールから見ても、人命や耐久性より財政負担軽減を優先した、 インドネシア政府の決断の危うさが感じ取られたようである。

それにしても、中国という国は恐ろしい国である。自国ならいざ知らず、他国の鉄道工事を請け負いながら、カネを得るためなら国家の恥など我関せずである。 出来ることならお付き合いをしたくないものだが、そんな国の爆買いで喜んでいる我が国もまた情けない限りである。




 

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